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バリ島ウブドで撮影したバッタ類2種

バリ島ウブド周辺で、普通に見られるバッタ類2種の、種名が判明したので画像と合わせて紹介します。

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バッタ科:Acrididae、Caryanda  spuria  (Stal,1861)
♂の前胸背が、青緑色の弱い金属光沢を持つ小型のフキバッタの仲間です。
この属の元になった種類のようで、ジャワ島とバリ島が分布に含まれていました。

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バッタ科:Acrididae、Valanga  nigricornis  (Burmeister,1838)
ウブド付近で見られる、大型のバッタ類で最も普通に見つけられる種類です。
英名は Javanese Grasshopper というようなので、ジャワ島から書かれたものかと思います。
学名の nigricornis は、黒い触角という意味なので、この種類に合っているように思います。
成虫の色彩は、写真で見るように、かなり変化があります。


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比較的若齢の幼虫です、3枚の写真とも、ウブド・ラヤ大通りのプリ・ルキサン美術館の入口の前で見つけたもので、同時に成虫も1-2頭見ています。
幼虫は緑色のものと、やや褐色味を帯びたものの、二つの色彩パターンが見られました。
終齢近くなると、こういったまだら模様はなくなってきます。

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終齢幼虫の脱皮殻です。
これも、幼虫と同じ場所で見つかりました。

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モンキーフォレスト大駐車場の昆虫とお昼

ここのところ、夜は雨が多く、昼間も、晴れるものの曇りがちで落ち着かない天候です。
もっとも、晴れたら晴れたで、暑くて散歩も大変ですが。
今回は、昨日、撮影した昆虫の写真を紹介します。

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マルカメムシ類の一種の幼虫。
水田脇に植え込んである、木本生のマメ科植物にたくさん付いています。
幼虫は一ヶ所だけに固まっていました。

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ツノゼミの一種。
これも水田脇に生えていた、植物にかなりの数が付いていました。
中型の種類で、あちこちで、ぽつりぽつり見つかりますが、まとめて見付けたのは初めて。

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キンカメムシの一種の幼虫。
去年、この付近でミカンキンカメムシの仲間を見付けたので、その幼虫ではないかと想像しています。
1頭だけ見つけました。

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その後、ジャタユ通りまで散策して、時々食べに行くサテ・イカン(魚のサテ)屋さんに行き、食事をして部屋に戻りました。
平たい竹に付いているのがサテ・イカン。
右端の茶色っぽいのが、ぺぺス・イカン(魚をバナナの葉で包み、蒸し焼きにしたもの)、サユール(野菜)。
上の小さなボールに入っているのが、バクソ・イカン(つみれの入ったスープ)、白飯です。
美味しいですが、かなり辛いです。

トヤブンカ村の昆虫類:2019

現地で画像を用意したものの、怠けてアップしなかった記事です。
種名まで判ったのは、カバタテハだけですが、何種か紹介します。

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キマエコノハ属 Eudocima sp.

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カバタテハ Ariadne ariadne (Linnaeus,1763)

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ヒトリガ科 カノコガ亜科 Amata sp.

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ハマゴウハムシ属 Phola sp.

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クチキムシ亜科 Alleculinae

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ガイマイゴミムシダマシ Alphitobius diaperinus Panzer,1797

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コワンモンゴキブリの近似種

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キンカメムシ科 Scutelleridae
何度か紹介している種類ですが、まだ種名が判っていません。
トヤブンカ村のナンヨウアブラギリで多く見られます。
今回は、成虫は見つからず、終齢近いと思われる、大きめの幼虫の集団が見られました。

カジェン通り奥・水田の散歩道

3月26日に、カジェン通りの奥から、水田の散歩道を経由して、ウブドラヤ通りに戻るコースを散策しました。
何種類か昆虫を撮影したので、画像を紹介します。


リュウキュウムラサキの羽化殻
民家の石垣に着いていたもの。
かなり時間がたっているように思います。

タテハチョウ科:Nymphalidae
リュウキュウムラサキ Hypolimnas  bolina  (Linnaeus,1758)
分布:東南アジアからオーストラリア・マダガスカル
日本では南西諸島で見られるが、土着はしていないとされている。
食草:サツマイモ類など。


小型のハマキガの仲間かと思いますが、種名は確定できませんでした。


キンモンノメイガ

ツトガ科: Crambidae
キンモンノメイガ Aethaloessa  calidalis  tiphalis  (Walker,1859)
国内分布:九州・対馬・屋久島・奄美大島・徳之島・沖縄本島・久米島・阿嘉島・西表島
国外分布:台湾・フィリピン・マレー・オーストラリア
ウブド周辺でも、比較的普通に見られます。
昼飛性で、黄色い花に訪花しているのを、見かけることが多いです。


アカハネオンブバッタと思われる種類。
破損した個体だったので、後翅の写真を撮ったあと逃がしました。
分布としては、インドネシアは含まれていないようですが、この種類とよく一致するように思います。

オンブバッタ科:Pyrgomorphidae
アカハネオンブバッタ Atractomorpha  sinensis  Bolivar,1905
国内分布:本州(近畿地方)・トカラ列島中之島以南の南西諸島
国外分布:中国・朝鮮半島・ベトナム・ロサンゼルス


イラガ科の幼虫
日本のアオイラガ系の幼虫と、同じ位のサイズです。
中央付近に、一対の特徴的な環状紋が見られます。
初めて見る種類ですが、今のところ、種名にはたどり着いていません。


シンガポールなどにも分布する、Traulia  azureipennis かその近縁の種類だと思いますが、同じ場所で触角の長さが異なる種類が、混じるようなので、種名は確定していません。


シロシタセセリ属の一種。
ぼろぼろの個体で、見かけたのはこの1頭だけです。
通常は、葉裏に静止するので、撮影は意外と難しい仲間です。


カメムシ科の一種。
耕作地の周辺で、時折見かける種類です。
かなり大型の種類で、クサギカメムシと同じか、やや大きい位のサイズのものです。
背面に密な横皺が見られ、特徴的な種類だと思いますが、属名・種名などは、今のところ分かっていません。


ヒトリガ科 コケガ亜科の1種。
サイズ・斑紋の色彩などが微妙に異なるので、雌雄ではないかと思います。
日本にもいそうな雰囲気の種類ですが、属名・種名は判明していません。

ミカンキンカメムシなど

昨日、パダンテガル村モンキーフォレストの、大駐車場周辺を散策した際に撮影した、カメムシ類など3種の画像を紹介します。

ミカンキンカメムシと思われる種類。
この属のインドネシアの分布は見つからなかったが、斑紋などはよく一致する。
モクマオウと思われる木の、細枝に翅を開いた状態で止まっていた。

キンカメムシ科:Scutelleridae
ミカンキンカメムシ Solenosthedium  chinense  St?l,1854
国内分布:石垣島・西表島
国外分布:台湾・中国・ベトナム
台湾ではミカンの類、八重山ではセンダンに付いているという。

マルカメムシ科の卵塊。
マメ科の生木に、群棲している大型のマルカメムシの卵塊。
長方形の卵が、左右2列密着した状態で産卵され、それぞれ外側が蓋のようになっている。
Web検索では、下記の種類によく似ている。

マルカメムシ科:Plataspidae
Coptosoma  scutellatum  (Geoffroy,1785)?

ハゴロモヤドリガの一種。
日本のアオバハゴロモに、よく似た種類の腹部に寄生していたもの。

ミナミツノカメムシ属の一種

2014年に、バリ島のプンゴセカン村で採集した、ツノカメムシが属名まで判明したので、画像を紹介します。


見つけた時は、草の葉裏にいて、まだ脱皮したばかりで、脱皮殻が付いたままの状態でした。
濃い緑色で、鮮やかな感じです。


こちらは標本写真です。
緑色は、乾燥してくると黄褐色に変わってしまい、生きている時の鮮やかな色は残りません。




腹面の写真です。
日本の八重山諸島にいる、ミナミツノカメムシに、とてもよく似ていますが、前胸のトゲが細く、後方に反り返らないのと、腹端の形が違うようなので、ミナミツノカメムシ属 Vitellus sp.としておきます。
胸のトゲは、とても堅くて鋭いので、採集する時に指に刺さりました。

ブリンビン村の昆虫類

バリ島中部のタバナンの町からやや西に向かい、そこからバリ島の北海岸へ抜ける尾根道がある。
以前は幅も狭く、未舗装の悪路だったようだが、最近は北海岸に抜ける、幹線道路の一つとして整備され、比較的楽に抜けられるようになっている。
以前は道沿いに、一面の棚田が広がっていたと言うことだが、今はコーヒー園やカカオの栽培地に置き換わりつつある。
それでも、比較的きれいな棚田が残っている部分もあるので、4月7日から11日まで、4泊の日程で棚田の撮影に行ってきました。
その際に、何種か撮影できた昆虫類を紹介します。


タイワンクツワムシの緑色型。
褐色のタイプは、ウブド周辺でもよく見かけるが、緑色型は数も少なく一度見ただけ。
今回やっと撮影できた。

キリギリス科 Tettigoniidae
タイワンクツワムシ Mecopoda  elongata  (Linnaeus,1758)
国内分布:本州(伊豆半島以西)・四国・九州・八丈島(移入)・沖縄本島、東京・神奈川などに散発的な記録あり。
国外分布:台湾・熱帯アジア


ヒメイシガケチョウ属の1種。
日本のテングチョウと同じ位の、小型のタテハチョウ。
最初は何の仲間か分からなかったが、翅の開き方や斑紋が、イシガケチョウに似ていたので、調べてみたら、この属の種類によく似ていることが分かった。

タテハチョウ科 Nymphalidae
ヒメイシガケチョウ属 Chersonesia  rahria  rahria  (Moore,1858)
分布:マレー半島・ジャワ・スマトラ・ボルネオ
バリ島からの記録は見当たらなかったが、分布から見てもこの種類であると思う。
小さな川に沿った、コーヒー園脇の林の中の路上で、木漏れ日があたるところに好んで静止していた。




クロマダラソテツシジミ。
最近、日本でも各地で見つかっていて、話題になっている種類。
宿泊したホテルの、庭先のソテツの周りを飛んでいたもの。
食痕もあり、個体数は少なくないように見えた。

シジミチョウ科 Lycaenidae
クロマダラソテツシジミ Chilades  pandava  (Horsfield,1829)


シロモンクロシジミ。
日本でも近年、八重山から与那国島にかけて、見られるようになった種類。
バリ島からはジャワ島から小スンダ列島にかけて分布する、下記の亜種が記録されている。

シロモンクロシジミ Spalgis  epius  titius  Fruhstorfer,1919
分布:Java・Bali・Sumba・Sumbawa・Damar・Lombok
原亜種は雲南からインドの、熱帯アジアの大陸側に、他にインドネシアとフィリピンにかけて、7亜種が分布する。


ツトガ科の一種?
ノメイガの仲間と思われる、シャクガ科のような斑紋を持った種類。


サシガメ科の一種。
ウブド近郊でも何度か見たことがある種類。
ホソヘリカメムシ位のサイズで、かなり大型のもの。
前胸の両側に、鋭い湾曲したとげを持つ。


アリの一種。
やや山寄りの所でよく見かける、かなり大型のアリ。
腹部に強い光沢があり、やや青く見える。
単独でいることが多く、行列は見たことがない。
建物のタイル上で、果物の汁が乾いたような所で、それをかじっているような行動を取っていた。




最後は昆虫ではなく、クモの仲間。
樹幹部の地衣類やコケ類に擬態したような色彩のクモ。
コガネグモ科のトゲグモの仲間のような雰囲気があるが、何の仲間か判明していない。

ヒメマダラナガカメムシ

ウブド近郊でよく見かける、ヒメマダラナガカメムシと思われる種類が撮影できたので画像を紹介します。

カジェン通り奥の、水田の散歩道で撮影したもの。
クズのような植物に止まっていたもの。



2013年9月1日、千葉県の九十九里浜で撮影したもの。
関東では海岸で見られることが多いようだ。
今回、撮影したものと、下の個体の斑紋は、非常によく似ている。
分布的には、アジアからアフリカにかけて、広く分布するようなので、特に問題はないと思う。

マダラナガカメムシ科 Lygaeidae
ヒメマダラナガカメムシ Graptostethus  servus  servus (Fabricius,1787)
国内分布:本州・四国・九州・奄美大島・与論島・沖縄本島・慶良間諸島(屋嘉比島)・石垣島・西表島
国外分布:台湾・朝鮮半島・中国・旧北区・東洋区・熱帯アフリカ・太平洋諸島

ビスモ通り・チャンプアンの尾根道で見た昆虫類

昨日は、ビスモ通りからチャンプアンの尾根道を散策して、昆虫類を撮影したので、何種類かを紹介します。


ビスモ通りで撮影した、ナガメ属と思われる種類。
サイズは日本にいるナガメと同じ位、
道脇のイネ科の葉に止まっていたもの。


フトカミキリ亜科 Epepeotes  desertus  desertus  (Linnaeus,1758)
これもビスモ通りで撮影。
日本のキボシカミキリ位のサイズ、葉を後食していたが、カミキリらしくない食痕だ。


ここからは、チャンプアンの尾根道で撮影したもの。
キンカメムシ科の幼虫。
ウブドでは2種類、成虫を見ているので、どちらかの幼虫だと思われるが未確定。


ヒメカタゾウムシの仲間と思われる。
よく見かける種類。


日本のコウスベリケンモンの幼虫に雰囲気は似ている。
サイズは7-8cmほどで、かなり大型の幼虫。
高いところにいたので、かなりトリミングをしている。




スカシバガ科、以前にも撮影したことがある種類だが、この尾根道だけで見ている。
同じ属と思われる種類の画像が、ウェブで見つかったが、属名の記載がなかった。
上の状態で、細く翅を閉じているときは敏感で、すぐに飛び立ってしまう。


ヒメウラナミシジミの仲間と思われる小型のシジミチョウ。
この辺になると、ほとんど種名が確定できない。


尾根道が終わった辺りに、新しいワルンが出来ていたので、昼食を食べてウブドに戻った。
メニューはホットドッグで、かなりのボリュームがあった。
味はまあまあ。
値段は33,000ルピア(300円位)。

大型のサシガメについて

以前に、プンゴセカン村で撮影した、大型のサシガメの、種名が判明したので紹介します。
サイズは、ヨコヅナサシガメ位ある、大型の種類です。





サシガメ科 Reduviidae
Sycanus  bifidus  (Fabricius,1787)
ジャワ島から記載されたもののようで、ジャワ島のサシガメ類を検索したらトップでヒットしました。
翅の中央付近に、三角形の黄色い斑紋がある、特徴的な種類ですが、同じようなパターンの斑紋を持つ種類が、東南アジアの各地に、何種類か分布するようです。
種名の bifidus は、二股のというラテン語から来ているようで、YやVの形をしたものに、使用されることが多いようで、黄色い斑紋がVの字に見えるので付けられたようです。