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トンボエダシャク

昨日、ウメエダシャクのことを書いたので、以前に撮影したものですが、トンボエダシャクのことを書きます。
この属は3種類が含まれますが、同時期に発生するようです。
食草も、ツルウメモドキは3種類とも共通しているので、同時に3種が見られることがあるのかも知れません。
ツルウメモドキは市街地にはない植物なので、市街地ではトンボエダシャクかウメエダシャクということになると思います。
ウメエダシャクは白紋が散在して、全体が白黒のまだらになりますが、トンボエダシャクは白紋が帯状になります。
ヒロオビトンボエダシャクは、まだ写真がありませんが、図鑑で見ると白帯がやや幅広くなります。


青森県下北郡天間林村、1998年7月13日撮影。
3種のリストを載せておきます。

シャクガ科 トンボエダシャク属
トンボエダシャク Cystidia  straonice  Stoll
食草:モモ・カイドウ・ガマズミ・カジイチゴ・ツルウメモドキ・エゴノキなど、食性は広い。
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・種子島・屋久島
国外分布:朝鮮半島・アムール・中国北部、他に別亜種が中国・台湾・インドに分布。
東京付近の平野部では6月から、山地や北日本では7月頃に発生。

ヒロオビトンボエダシャク Cystidia  truncangulata  Wehrli
食草:ツルウメモドキ
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:朝鮮半島・中国
発生は前種と重なる。
前種に似るが外側の白帯が幅広く、黒の縁取りが狭い。

ウメエダシャク Cystidia  couaggaria  eurymede  Motchulsky
食草:ウメ・モモ・アンズ・サクラ・リンゴ・ナシ・ツルウメモドキ・マユミ・エゴノキ・ボケ・ガマズミ・アカシデなど食性は広い。
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:別亜種が朝鮮半島・中国・アムール・ウスリーに分布
6-7月に出現、日本産のトンボエダシャク属はこの3種。
図鑑の解説によると、すべての種がツルウメモドキを食草として、同時期に成虫が発生するようだ。

参考文献:江崎他.原色日本蛾類図鑑.1971,保育社
蛾類大図鑑が刊行されて、それを使う人が多いが、素人には掲載種数が多すぎて使いづらい。
顕著な種であれば本書の方が使いやすいし、写真に撮るような種であれば十分に実用的。
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