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ムラピ山

ムラピ山はジャワ島中部、ヨグヤカルタの北方に位置する標高2968mの火山。
インドネシアでもっとも活発な火山の一つで、2010年に今までで最大級の噴火を起こし、300人以上の死者を出し、20万人以上の住民が避難するという被害を出した。
過去にも大小の噴火を繰り返し、そのたびに多くの犠牲者を出している。
頂上付近に溶岩ドームを作り、それが崩壊する際に大規模な火砕流を発生させるのが特徴で、ムラピ式噴火と名付けられている。
九州で起こった雲仙普賢岳の噴火もこのタイプの災害だ。

近くにプランバナンとボロブドゥールの遺跡があり、周辺を散策しているとこの山を見ることが出来るが、いつ見ても噴煙を上げている。
普段は周囲の田園風景と合わせて、絵のように美しい風景が見られるのだが。

2010年の噴火のおりには数十km離れたボロブドゥール遺跡でも、大量の火山灰が降り、シートによる遺跡の保護と水による遺跡の洗浄が行われた。
冒頭の写真と以下の2枚は2001年に訪れた際に撮影したボロブドゥール村からの景観で、かなり活発な活動が見られた。


ボロブドゥール村からは非常にきれいな、円錐形の山体を見ることが出来る。
下の写真では頂上に笠雲がかかっている。

以下、プランバナン村で見たムラピ山。

プランバナン村からは頂上の右側に、不完全なカルデラ状の地形があるのを見ることが出来る。
前の写真と同じ2001年の撮影。
この年はかなり活発な活動をしていた。



この3枚は2003年にプランバナン村からの眺望。
噴煙が見えるが、この年は比較的穏やかな活動だったようだ。
この辺から見るムラピ山は、透明度の高いときに見ると古典的な絵画のような風景で、周辺の田園風景とも相まって非常に美しい。

これは2007年にプランバナン村を訪れたときに撮影したもの。
手前に写っているのはトウモロコシの花穂。
2003年の写真には写っていない頂上付近から斜めに走る火砕流の跡が見える。
2010年の噴火の際にはこれに沿って大火砕流が起こり、甚大な被害をもたらした。
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