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ムチャルと供物

順番が前後しますが、ニュピ前に行われた、ウブド王宮前の四つ辻での、ムチャルを紹介します。
行ったときには、すでに儀式が始まっていて、途中からの紹介になります。

あたりに青竹のはぜる破裂音が響く。
この音が周囲の魔物たちを、退散させる力を持っている。
受け持った人は、最後の一本が破裂するまで、その場を離れることができない。



トペン・シダカルヨの面をかぶるまでを撮影。
トペンはいろいろな宗教儀礼で、神々に奉納するための踊りで、ほとんど観客のいない空間で演じられることが多い。
踊り手には、それぞれの面の表す神格が宿るとされ、入念な精神統一など、一連の儀礼が行われてから面を装着する。
面を装着してからも、一連の祈祷が行われ香を炊き込み、供物を手にして式場へ赴く。

ウブドのムチャルは、宗派の異なる2人のプタンダ(高僧)によって執り行われる。
僧の打ち振る鐘の音が、あたりの空気を清らかにしてゆく。

こちらは平民カーストの僧侶であるプマンク。
プタンダの指示に従って、村人と共に祈りを捧げる。

ムチャルの様子。
この写真の右側にサレン王宮があり、左側に王宮のバレがある。
ムチャルはこの後も続いているが、その後、町の中で見かけた光景を紹介します。

辻以外にも、寺院などにも村人によって供物が置かれて行く。
パダンテガル村から、プリアタンへの境界の川べりにある、小さな寺院にて。


自宅の門前でも、それぞれの住民による清めの儀式が執り行われる。
この後自宅内では、竹や空き缶を打ち鳴らし大声を上げたりして、敷地内に残っている魔物を追い払う儀式を行う。
こうして、空間が清められた後、翌朝の日の出前から次の日の出前までの間は、寺院の祭礼などの日程が重なるような、特別な場合を除いて、外出は認められず、丸一日家の中で、静粛に過ごさなければならない。
原則としては火を燃やすことや、明かりを付けることも禁止されているが、最近は少しずつゆるくなってきているようだ。
それでも、道から見えるところは真っ暗で、道から見えないところの電灯は、ついていたりついていなかったりする。
プチャランと呼ばれる、村の自警団が定期的に見回りをして、違反者がいないか監視をしている。
この規定はバリ人だけではなく、バリに滞在するすべての人に適用され、外国人もホテルなどのからの外出は固く禁じられている。
以前は国際線の航空便は、空港内のトランジットのみ認められていたが、近年は飛行自体が中止され、空港設備もすべて閉鎖されている。
フェリーなども停止されるようで、バリ島へのアクセスは全く途絶する。
この規定は、観光客の多いクタ・サヌール・ウブド・デンパサールなどで厳しく、地方の村などでは、店などは全く閉鎖してしまうが、昼間は外出できたりすることが多いらしい。
留守の商店などでの、盗難防止策などと関係があるようだ。
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