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プランバナン:ロロジョングラン

プランバナンには数多くの遺跡群があるが、その中核をなすものはロロジョングランと呼ばれるシヴァの聖堂を中心とする、プランバナン・コンプレックスといわれる遺跡群だ。
三つの主堂は南北に配置され、南からブラフマ・シヴァ・ヴィシュヌの各聖堂が並ぶ。
それらと向かい合う位置に、それらの神々が乗るとされる、アンサ・ナンディ(牛)・ガルーダを納めるやや小型の建物が並んでいる。
この六つの建物が建っている主壇を囲むように多数の小さな寺院群が建ち並んでいたようだが、この部分はまだ瓦礫の山で、ほとんど修復はされていない。
その後、2006年に起きたジャワ中部地震により、大きな被害を受け、部分的な修復は進んでいるようだが、全体的な修復のめどは立っていないようなので、有名なシヴァ聖堂のレリーフなどは公開されていないかもしれない。

裏側から見たプランバナンの全景。
左からヴィシュヌ・シヴァ・ブラフマの順に並ぶ。
背面から見ているので左側が南になる。
最大のシヴァの聖堂は高さ47mといわれている。
2000年撮影。

プランバナンから数km離れた、山の上に位置するラトゥ・ボコと呼ばれる遺跡から見たプランバナン村のパノラマ。
彼方にシヴァの聖堂がそびえるのが見える。
その後ろのスロープはムラピ山の山麓。
2003年撮影。

シヴァの聖堂の回廊には、ラーマーヤナを主題とした有名なレリーフが見られる。
これは、その中でももっとも有名な場面と思うが、マーリーチャがシータを惑わそうと、黄金の鹿に変身してシータに近づくが、ラーマの放った矢に射貫かれて、その正体をあらわにする場面。
1998年撮影。



レリーフはシヴァの聖堂の24面と、ブラフマの聖堂の回廊に彫られた24面からなる。
この2枚はその一部分を写したもの、シンプルな造形が現代に通じる新鮮さを感じさせる。
共に2003年撮影。



パネルの全景、横長のパネルに様々な人物が配置されている。
ボロブドゥールのレリーフと比べると、表情が柔らかく、動きもあってより親しみを感じさせる。
上のパネルはもう少し左側まであるが、レンズの関係で全景を写せなかった。
共に1998年に撮影。

寺院群のすぐ近くにステージが作られていて、週に2回ラーマーヤナの上演が行われている。
公演の行われる夜には、寺院群のライトアップが行われ、闇の中に遺跡が浮かび上がる。
踊りのレベルは必ずしも高いとはいえないが、演出はなかなか面白いし、ライトアップされた遺跡は一見の価値がある。
2001年撮影。
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