FC2ブログ

ウパチャラ

ウパチャラとはバリ島で行われる宗教儀礼あるいは祭礼のこと。
大きなものは総本山であるブサキ寺院のオダランから、小さなものは敷地内の家寺のオダランまで様々だ。
大規模なものだと1ヶ月も続くことがある。
祭礼が近づくと村の集会場などで、村人が集まって供物の用意をしたりするのを見ることが出来る。
村はデサ・アダットと呼ばれるが、その中に、バンジャールと呼ばれる地区的なまとまりがあり、かなり厳格な掟によって規定されている。
宗教儀礼への参加や、準備のための作業なども義務づけられていて、掟に違反すると様々な罰則があるようだ。
旅行者が彼らの生活に直接関わることは少ないが、祭礼の準備をしているバリ人の姿はよく見かける。





米に色を付けて練り上げて粘土状にしたもの、これで儀式に使う様々な供物を作る。
細工の細かさは異なるが、これに甘い味をつけると、日本のしんこ細工そっくりになりそうだ。
薄く水で濡らしながら、ざまざまな色を貼り合わせてゆく。





世間話をしながらも、様々な色を組み合わせて、精巧な工芸品のようなお供え物が作られてゆく。
男性と女性とは作るものも多少異なっているようだ。
作っているときは粘土のように柔らかいが、乾くと煎餅のように堅くなる。

竹串を削る男性。
竹は神聖な植物とされているようで、切り取ったりするのに一定の決まりがあるようだ。
大きな祭礼になると何週間も前から準備にかかることもある。
これまでの写真は、ウブドのプラ・デサの祭礼のためのもので、王宮前のバレで準備が行われていた。

これはブサキのオダランで見た巨大なものだが、色を付けた米で作られている。
上に掲載した写真はこれほど大規模なものではないが、作る過程は同じだ。



お供え物と共に祭礼に欠かせないのは、バリ独特のサテで、インドネシアのものは小さく切った肉などを竹串に刺して焼いたものだが、バリのものは幅1cm.ほどに平たく割った竹串に、ミンチのようにペースト状にしてスパイスなどを練り込んだ豚肉を平たく塗りつけて焼いたものだ。
炭はココナツの殻を焼いて作ったものを使う。
祭礼の時の料理は男性の役目らしい。





豚の皮や内臓などを調理しているところ。
すべて男性が調理を行っている。サテと料理の写真はニュピの前日に写したもので、ニュピは火の使用が原則として禁じられているので、この日に作っていたのだろうと思っている。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント