FC2ブログ

狭山丘陵のホソオチョウ

狭山丘陵に、ホソオチョウの発生地があるというのは、以前に聞いたことがあったのですが、今回、知人の案内で撮影することが出来たので、画像を紹介します。
この種類は、もともと日本に分布するものではなく、意図的に各地で放蝶された個体が、一時的に、あるいは継続的に発生しているもののようです。
最初に発見されたのは、東京都で1978年。
その後、山梨県の各地で発見され、一時は、ある自治体で天然記念物指定されるという事態が起こり、物議を醸したいきさつのある蝶です。
その後1990年代以降になって、京都府・岐阜県・栃木県・宮城県・福岡県などでも、それぞれ放蝶によるものと思われる個体が採集されている。
写真は所沢市堀之内で撮影したものです。

今回は天候が悪く、数頭目撃した中で、♀1個体のみ撮影できた。
思ったよりも小型で、せいぜいモンキチョウ・サイズと思われた。


雨宿りのために、葉裏に静止する個体。

付近で見つかった卵塊。
茎に生み付けられるのは珍しく、通常は葉裏に産卵するという。

フェンスに絡まった、ウマノスズクサを後食する幼虫。
ギフチョウの幼虫と異なり、毛虫タイプではなく、体表に突起のある芋虫タイプ。
神奈川県内でも、川崎市内の多摩川河川敷で、一度だけ発生して話題になったことがある。

アゲハチョウ科
ホソオチョウ Sericinus  montela  Gray,1852
国内分布:東京都(1978)・山梨県・京都府・岐阜県・栃木県・宮城県・福岡県(1990年代以降)
国外分布:沿海州・中国・朝鮮半島
食草:ウマノスズクサ
スポンサーサイト



コメント

No title

shinoさん、コメントありがとうございます。
先日ウマノスズクサを見て回った感じでは、フェンスの部分ではジャコウアゲハの幼虫の方が、若干多いように感じました。
個体数の増減も、一方的なものではないように思われますので、今後の推移に注意を向ける必要があろうかと思います。

No title

はじめまして。shinoと申します。
堀之内の比良の丘は元々在来種のジャコウアゲハの繁殖地でしたが、近年、幼虫時代にジャコウアゲハと同じくウマノスズクサを食草とするホソオチョウがはびこるようになり、個体数が減少しているような気がします。(以前、生態系が変わってしまうことを心配してホソオチョウを退治しにくる方とお会いしたことがありました)
難しいことはよく分かりませんが、やはりジャコウアゲハの減少は気にかかります。
次にまた行かれるようなことがありましたら、ホソオチョウの素敵な写真のようにジャコウアゲハの写真も撮っていただき、お見せいただければと思います。
非公開コメント