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トヤブンカ村のオダラン

トヤブンカ村の宿に着いた時、宿の女主人が、今夜、ファミリー・テンプルでオダランがあると教えてくれた。


午後、表通りを散策していると、この村で一番大きな店の前に、正装した少女達がたむろしていた。


さらに午後遅く、夕暮れを撮りに行こうと店の前を通ると、奉納舞踊のルジャンの衣装を着けた少女達が。
夕食の後、教えられた方へ向かったが、詳しい場所が分からなかったので、地元の人に案内してもらって、オダランの行われているお寺に着いた。




内陣へは、バリ人しか入れないらしかったので、内陣の入口から奥を撮影。
供物が所狭しと並べられている。


踊りの舞台は内陣の前に作られていて、舞台と楽屋の仕切りは、2枚のカーテンを吊した簡単なもの。
着いてしばらくしてから、少年の演じるジャウック・クラスが上演されるのが見られた。
トペンの役どころには、マニス(穏やかな表情の役)と、クラス(怒りの表情の役)があり、ジャウックの場合マニスの上演を見る機会が多い。
子供がこの役を演じているのは初めて見た。


熟練した大人のような踊りは出来てはいないが、子供の演じるトペンとしては、なかなかの熱演。
踊りの経験はないので、詳細な部分は理解できないが、聞いた話によると、トペンは衣装も重く、視野も狭くなるので、大人でもなかなか大変らしい。


後ろで演奏していたガムランのグループ。
こちらも若手の青年達で編成されていた。


境内は、訪れる村人や、お祈りを済ませて帰ろうとする村人達で、かなり混雑している。
場所もあまり広くはないので、全体が雑然とした感じに見える。
親戚や知人を見つけたりすると、挨拶や世間話で盛り上がっていた。
オダランは、宗教的儀礼であると共に、バリ人の社交の場ともなっている。


次に見られた演目は、女性2人の踊り。
何という踊りか分からなかったが、ウブドの旅行者相手の公演でよく演じられる、オレッグ・タムリリンガンを思わせる感じのものだった。
普通、オレッグの方は男性と女性で踊られる。
上演の最中、幼い少女が、しきりに踊り手の前を行ったり来たりしていた。


先に踊り始めた女性は、それなりに踊りになれているようだったが、後から踊り始めた女性は、全くの素人のように見えた。
以前、バリの芸能に詳しい方に伺ったが、奉納舞踊の場合、踊りの巧拙よりも、踊りを奉納することに意味がある、と言うようなことを教えてもらったことがあった。
もちろん、参詣に来たバリ人には、娯楽的な意味合いも強い。


部屋に戻ろうと思って境内から出てみると、敷地の片隅で何か燃やしているのでそちらに行ってみた。


被写体としては、炎に浮かび上がる人影が面白い。
何か、古い祠のようなものを燃やしているようだ。
闇の中に、炎の明るさが際立って見える。


いくつか、祠の台座のようなものも並んでいるので、祠を新しく作り替えるための儀式とも見えた。


最後に、火の粉が舞い上がった瞬間があったので、それを撮影した1枚。
闇に舞い上がる火の粉の軌跡が面白い。
手持ちで4秒の露出なので、手ぶれも相当あるはずだが、火の粉はかなり明るいので、奇妙な光跡のように写っている。
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