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舞岡公園5月5日

5月5日に舞岡公園で撮影した昆虫類を、2回に分けて紹介します。

林床の葉上で交尾していた個体。
横浜では5-6月頃に見られる。

ジョウカイボン科
ヒガシマルムネジョウカイ Prothemus  reini  (Kiesenwetter,1874)
国内分布:本州
以前は、西日本に分布するマルムネジョウカイと同種とされていたが、1992年に東日本に分布する個体群が、別種として分離された。
分布の境界などは、まだ不明瞭。

テントウムシ科の代表選手、ナナホシテントウ。
リンネによって記載された種類で、テントウムシ科の元になった属の模式種。
様々な環境の草地に、普通に見られるが、特に河川敷などでは個体数が多い。
普通種ではあるが、林地環境ではあまり見られない。
関東の平地では、河川敷などの気温の高い場所では、厳冬期でも活動中の個体が見られる。

テントウムシ科
ナナホシテントウ Coccinella  septempunctata  Linnaeus,1758
国内分布:北海道
本州・四国・九州・舳倉島・小笠原諸島・トカラ列島・奄美大島・沖縄本島・宮古島・石垣島・西表島
国外分布:シベリア・千島列島・ユーラシア大陸・台湾・アフリカ北部

ベニカミキリ、食草が主にタケ類なので、竹林の周辺でよく見られる。
時にコデマリや、野バラの花などに多数訪花しているのを見ることもある。
春に多く見られる種類だが、山に近い場所では7月頃まで発生している。
以前に利根川の河川敷で、枯れたヨシに数頭の♀が飛来するのを見たことがあるので、草本のイネ科植物も食草となっている可能性がある。

カミキリムシ科
ベニカミキリ Purpuricenus  temminckii  (Guerin-Meneville,1844)
国内分布:本州・四国・九州・佐渡・隠岐・対馬・壱岐・伊豆大島・淡路島・福江島・平戸島・天草諸島
国外分布:朝鮮半島・中国・ラオス

ジンガサハムシ、公園入口付近の、小川に沿った場所で、ヒルガオ類の付近に止まっていたもの。
普通種だが、葉の裏面にいることが多いので、あまり目に付かない。

ハムシ科
ジンガサハムシ Aspidomorpha  indica  Boheman,1854
国内分布:北海道・本州・四国・九州
国外分布:シベリア・中国・台湾・ベトナム・インド

ヤマトシリアゲ、横浜周辺で見られるシリアゲムシ類は、ガガンボモドキの仲間を除くと、ほとんどこの種類だけ。
林床の木漏れ日が当たるような場所で、下草の上に多数見られる。
年に2化ほどするようで、夏に出現する個体は、体が赤褐色のものが多い。

シリアゲムシ科
ヤマトシリアゲ Panorpa  japonica  Thunberg,1784
国内分布:本州・四国・九州

コマルクロハバチの幼虫、あまり特徴のない幼虫だが、イボタについていたので調べてみたら本種がヒットした。
体の表面が白いロウ状物質で薄く覆われている。
小谷戸の手前にある湿地のへりで見つけた。

ハバチ科
コマルクロハバチ Macrophya  crassuliformis  Forsius,1925
国内分布:本州・四国
国外分布:シベリア

セイヨウミツバチ、ごく普通に見られる種類だが、元々はヨーロッパ方面から、養蜂家によって持ち込まれたものだと思われる。
野外で発生するものもあるが、分蜂の際に分散したもののようだ。

ミツバチ科
セイヨウミツバチ Apis  mellifera  Linnaeus,1758
国内分布:養蜂家達によって導入されたもの。各地に移入され、現在は全国的に見られる種となっている。
国外分布:ヨーロッパ・アフリカから中東にかけて29ほどの亜種が分布するようだ。


ベッコウハナアブ、比較的大型のハナアブ。
ヒメジョオンなどの花によく飛来する。
ある種のマルハナバチ類によく似た色彩をしていて、飛んでいると紛らわしく見えることがある。
時に林内でホバリングをしている。
公園入口から、谷戸に沿った道沿いの花で2-3頭が見られた。

ハナアブ科
ベッコウハナアブ Volucella  jeddona  Bigot,1878
国内分布:北海道・本州・四国・九州
ベッコウハナアブの仲間では、もっとも普通に見られる。

シマハナアブ、ナミハナアブを小型にしたような種類。
これもヒメジョオンや・セイタカアワダチソウなど、キク科の花によく飛来する。
耕作地に沿った、川沿いの道で多く見られた。

ハナアブ科
シマハナアブ Eristalis  cerealis  Fabricius,1805
国内分布:北海道・本州・四国・九州・南西諸島
国外分布:アジア地域

オオイシアブ、日の良く当たる石の上や倒木などに良く飛来する。
川沿いの道で、古い伐採木に止まっていた個体。
大型のムシヒキアブの仲間で、体が非常に硬い。
この種類もマルハナバチ類の♀によく似ている。

ムシヒキアブ科
オオイシアブ Laphria  mitsukurii  Coquillett,1898
国内分布:本州・四国・九州
よく似た種類にチャイロオオイシアブという種類があるが、横浜などの平地で見られる個体は、色彩の変異があり、はっきり区別できるのかどうか解らない。

ツヤクロカスミカメ、尾根上の広場の周辺で見つけたもの。
小型のカメムシだが、比較的特徴のある斑紋をしている。
この仲間の多くは、体が軟弱で注意深くつままないと、潰れてしまったりすることが多い。

カスミカメムシ科
ツヤクロカスミカメ Arbolygus  glaber  Kerzhner,1988
国内分布:北海道・本州・四国・九州
成虫出現期:5月-10月
クヌギ・カシワ・ミズナラを好む。


シオヤトンボ、上が♂で下が♀、シオカラトンボよりもやや早めに発生するが、全体的な発生期は重なり合っている。
4-5月に見られるものは本種のことが多い、シオカラトンボよりも小型で、♂はより白く見える。
シオカラトンボよりも、生息環境の好みが狭いようで、比較的良い環境の湿地付近で、多くの個体が見られる。

トンボ科
シオヤトンボ Orthetrum  japonicum  japonicum  (Uhler,1858)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・種子島
成虫出現期:4月-7月


ヤマサナエ、横浜市の平地部では、もっとも普通に見られるサナエトンボ。
かなり大型の種類で、日陰を飛んでいると小型のヤンマ類に見えることがある。
地面や葉上などによく止まっている。

サナエトンボ科
ヤマサナエ Asiagomphus  melaenops  (Selys,1854)
国内分布:本州・四国・九州
成虫出現期:4月-8月

次回は蝶類と蛾類を紹介します。
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