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立川市昭和記念公園5月15日:主に蛾類

立川市昭和記念公園を、5月15日に訪れた際、撮影できた昆虫類を紹介します。
2回に分けて紹介しますが、今回は主に蛾類の名前の判ったものが中心です。


ケヤキの大径木で見つけたオオチャタテの幼虫の集団。
ちょうど幼虫の時期だったらしく、園内各地で多くの集団が見られた。

チャタテムシ科
オオチャタテ Psococerastis  nubila  (Enderlein,1906)
国内分布:北海道・本州・四国
このあと、他の地域でも、各種の樹木の樹幹部で、普通に見られることがわかった。

イラガの繭、以前は各地のウメなどの枝でよく見られたが、最近、都市近郊ではほとんど見られなくなっている。

イラガ科
イラガ Monema  flavescens  Walker,1855
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:シベリア・朝鮮・中国
食草:カキ・ナシ・リンゴ・ウメ・ソメイヨシノ・クヌギ・ヤナギ・ハンノキ
成虫出現期:6月-9月

ニレコヒメハマキ、コケ類の多く生えたケヤキの樹幹部にいたもの。
すぐ左側に、蛾類と思われる蛹の脱け殻が見られるが、この個体のものかどうかは不明。

ハマキガ科
ニレコヒメハマキ Epinotia  ulmicola  Kuznetzov,1966
国内分布:北海道・本州・四国
国外分布:千島列島・沿海州
食草:ケヤキ・ハルニレ・オヒョウ
成虫出現期:6月-7月

フタヤマエダシャク、残堀川に沿ったアカマツの大径木が並んでいるあたりで撮影。
調べてみたところ、アカマツが食草らしいので、場所も良くあっている。
特徴的な斑紋で、わりと簡単に種名が判った。

シャクガ科
フタヤマエダシャク Rikiosatoa  grisea  grisea  (Butler,1878)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島
国外分布:朝鮮
食草:アカマツ
成虫出現期:5月-7月、9月

アカバキリガの幼虫、ミズキの葉を二つ折りにした、幼虫の巣が見つかったので、開いてみたらこの種類が入っていた。
かなり広く各種の植物を食するようだ。

ヤガ科
アカバキリガ Orthosia  carnipennis  (Butler,1878)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬
国外分布:アムール・中国・朝鮮・台湾
食草:サクラ・クヌギ・カシワ・コナラ・エノキ・アベマキ
成虫出現期:3月-4月
幼虫は強く刺激すると、発音するという。

ヨモギの葉に止まっていたキバラモクメキリガの幼虫、体の色はかなり変化するが、体の横を走る白線と、頭部の後ろにある黒紋が特徴。

ヤガ科
キバラモクメキリガ Xylena  formosa  (Butler,1878)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島・沖縄本島
国外分布:アムール・中国・台湾
食草:ナシ・サクラ・エンドウ・エニシダ・タケニグサ・イタドリ・ギシギシ・ゴボウ・キクイモ・タバコ・セキコク・クヌギ・シデコブシ
成虫出現期:10月-11月、3月-4月

ミズキの葉を食しているキアシドクガの幼虫。
たくさん見られることもあるが、この日はこれ1個体だけ。
アカバキリガの幼虫と同じ木で見つけた。

クズの葉裏にいたマメドクガの幼虫。
いろいろなマメ科植物に付くようだが、食痕のあるクズの葉をめくっていると見つかることが多い。

ヨツボシホソバの幼虫、横浜で見たものよりも、幅広く見えたので撮影してみたが、並べてみるとあまり変わらなかった。
木の幹に生えた地衣類を食することが多いが、時に石の上や倒木に生えた地衣類で見られることもある。
うっすらと緑がかったように生えている場所を好むように思える。

園内各所の草地に見られた、ヒメウラナミジャノメ。
地味な蝶だが、撮影してみると、細かなさざ波模様が面白く感じられる。

タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科
ヒメウラナミジャノメ Ypthima  argus  (Butler,1866)
国内分布:北海道・本州・四国・九州・利尻島・種子島・屋久島
食草:ススキ・チヂミザサ
成虫出現期:4月-9月、寒冷地では年1-2化、暖地では3化、時に10月に4化が発生することがある。
中齢から終齢幼虫で越冬。
以前はこの仲間は、ジャノメチョウ科だったが、最近ではタテハチョウ科の亜科とされることが多い。


ヨコヅナサシガメ、各種の昆虫を補食するが、蛾類の幼虫を捕まえている個体を見ることも多い。
この日は、園内の何ヶ所かで、このヨツボシホソバの幼虫を捕食しているのが見られた。

コナラの葉の隙間に潜んでいた、チャバネアオカメムシ。
普通種で個体数も多いが、この日はこれ1頭だけ。
灯火採集をすると、大量に飛来することがある。

カメムシ科
チャバネアオカメムシ Plautia  crossota  stali  Scott,1874
国内分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄本島
国外分布:東アジア

ツヤクロカスミカメムシ、普通種で各地でたくさん見られる。
小型で軟弱なカメムシで、よく似た種類が多く、名前を調べるのが困難な場合があるが、この種類はわりと特徴的な色彩で見分けられる。
雑木林の林床で見つけた個体を撮影。
次回は、今回紹介した以外の昆虫、甲虫類等を紹介します。
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