FC2ブログ

ムチャル儀礼でのタジェン(闘鶏)

今日はニュピ前日に王宮前の十字路で行われた、ムチャル儀礼の際のタジェン(闘鶏)を紹介します。
儀式に先立って行われるもので、地面に血を流して、地下に棲む悪霊を鎮めるためのもののようです。
闘鶏用の鶏は、普段は竹を編んだカゴに入れられて、持ってこられるのですが、今回は布製のバッグのようなものに入れてありました。
場所は式場の南東の角に近いところ。


カゴから出された鶏はリラックスさせるためか、しばらくは地面に下ろして体をなでたりされている。




時折、闘志を奮い立たせるために、向かい合わせに地面に下ろしたりするが、本気で戦いそうになると引き離したりする。


儀式の中の闘鶏だが、お金は賭けられる。
こういった場面では高額の紙幣が飛び交う。
もちろん、一般の闘鶏の際のように、多くの人が賭けるわけではなく、儀式に参加している一部の人から賭け金を募る。


蹴爪の部分に、鋭い金属製のナイフが取り付けられるといよいよ本番だ。


戦わせる前に、見物人にそれぞれの鶏を披露する。
この段階で、最終的な賭け金を募る。
バリ人が普段はあまり見せないような、真剣そのものの顔つきになる。


地面に下ろされた鶏は、しばらく睨み合って闘志を高めてゆく。


褐色の方が、最初に戦いをしかけた。




褐色の方は、最初の攻撃が失敗したことによって、戦意を喪失している。
白い方が上方に伸び上がって、最後の攻撃の姿勢を取る。
この直後に足の蹴りが相手をとらえて、勝負は一瞬で決まった。
その瞬間は、目で追うことが困難なほどの瞬間的な攻撃。


流れる血は何ヶ所かに振りまかれ、悪霊をなだめる役目を果たす。
攻撃を受けた鶏は、倒れ込むまでしばらく放置されていた。


足に結びつけたナイフを取り外すと、闘鶏の儀礼は終了する。
この鶏は足を縛られて祭壇の下に置かれていた。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント