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ウブドで撮影したクロツバメガ属の1種

ホテルから、徒歩数分の所で、クロツバメガの仲間が大量に飛び回っているのを発見。
3月10日と11日に撮影を試みた。
種名は Histia  libelluloides  baliensis  Inoue,1992 で和名は付けられていない。
元になった亜種は、クロツバメガ Histia  flabellicornis  (Fabricius,1775) の亜種として、ジャワ島から記載された Histia  flabellicornis  libelluloides  (Herrich-Schaffer,1850)。
この亜種が種 Histia  libelluloides  (Herrich-Schaffer,1853) として認められ、それに対していくつかの亜種が記載された。
その中にバリ島から書かれた亜種 Histia  libelluloides  baliensis  Inoue,1992 がある。
雌雄で色彩が異なり、♂は前翅が黒くぼんやりした白斑があり、後翅に金属色の青い部分がある。
♀は前・後翅とも比較的はっきりした白紋を持つ。



葉に止まった♂。
前翅の先半分が色が薄くなり、後翅は鮮やかな光沢のある水色。


♀は前翅の中央付近が、比較的はっきりと白くなり、後翅の♂の水色の部分も白い。
飛んでいると2対の白紋が非常によく目立つ。

このアカギと思われる木の周りを、非常に多くの♂が飛び回っていた。
目撃した限りでは、♀は非常に少ないように思えた。



時折、♂が葉に止まると、別の♂が近づいてきて、止まった♂の前方に止まり、羽ばたきながら後ずさりするように近づいてゆく。
もちろん、♂同士なので、後ろにいる♂は嫌がって飛び去ってしまう。



時によっては、別の個体が、次々と集まってくることもある。
見ていて奇妙に思われることは、♂にとって、別の♂個体の方が見つけやすいように見え、たまたま近くに♀個体が止まっていても、見つけられないように見えること。
かなり目立つ場所に止まっていても、無視して通過してゆくことが多い。




これはたまたま、♀を見つけた♂がいて、その後2頭の♂が集まってきたもの。
その内の1頭が交尾に至った。
交尾した個体もしばらくは葉表に止まっているが、しばしば他の♂にアタックされるので、次第に葉裏に移動して静止する。

これは比較的低い位置で交尾していた個体を、下に下ろして撮影したもの。
明るいところを嫌うようで、次第に葉裏に移動してゆく。


これはたまたま♀を見つけた♂が近づいてゆくところだが、理由は分からないが♀に拒否されていた。
近づく角度とかの問題があるのかも知れない。

最後に同じ木についていた虫こぶ。
アカギの虫こぶを検索してみたが、見つからなかった。
木の一角に集中して、非常に多くの虫こぶが見られた。
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