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トヤブンカ村で撮影したキンカメムシの1種

以前にトヤブンカ村とソンガン村で撮影していたもので、今回、食樹の名前が分かったので、生態的なものも含めて、少し紹介します。
種名は分からないが、特徴的な斑紋の種類で、Chrysocoris属に含まれるものと思われる。




撮影したのは、トヤブンカ村の温泉に向かう道の両側に植栽された、ナンヨウアブラギリと思われる低木の何本かに居たもの。
小盾板の中央に一対と、その後方に2本の横の帯があり、腹部が赤く中央に黒い部分が広がる。
よく見かける、やや小型のキンカメムシだが、あまりない斑紋パターンだ。
色彩はまったく異なるが、斑紋パターンは、ジャワ島から記載された Chrysocoris  javanus  Westwood,1837 とよく似ている。
この種類は、オレンジ色の地色に黒紋があるパターンなので、この種類とはまったく異なるが、結構、近縁なものなのかも知れない。
今まで見つけたものは、ほとんどがこの植物についていた。


実に付いているものも見かけるが、すべて写真のように、完熟した黒っぽいものばかりで、汁気の多そうな緑色の実に付いている個体は見たことがない。
見かけがかなり堅そうだったので、こんなものに口吻が刺さるのかと思って触ってみると、外皮の部分は堅いスポンジ状の感触で、かちかちに堅いクルミのようなものではなかった。




少し離れたところで若齢の幼虫も見付けたが、成虫と同じように、熟して果皮の割れた種子に集まっていた。
幼虫の場合、割れた部分に集合していることが多かった。
成虫の場合、口吻を外側から刺しても、種子まで届くからだろうと思われるが、幼虫の場合口吻が短いので、直接、種子から吸汁しているためだろうと推測した。
これまでの画像は、2016年3月24日と25日に、トヤブンカ村で撮影したもの。

これはやや大型の幼虫で、トヤブンカ村に隣り合ったソンガン村で撮影したもの。
2011年3月13日、ソンガン村で撮影。
緑色部の面積に、かなり変異が見られる。

写真の植物は、ナンヨウアブラギリではないが、隣接してこの植物も生えていたように記憶している。
齢数が進むと、幼虫も周辺に分散するのかも知れない。
今回のトヤブンカ村では、幼虫は若齢しか見つからなかった。
あまり熱心に探さなかったせいもあるが、卵は見つけることが出来なかった。
最後に植物の画像を掲載しておきます。







上から花、緑色の若い種子、黒褐色に成熟した種子、全型です。

トウダイグサ科
ナンヨウアブラギリ Jatropha  curcas  (Linnaeus,1753)
中南米原産
仁の約60%は脂質で、他にホルボールのエステル類やレクチン、トリプシン阻害剤などの有毒成分を含む。
Webで検索したところ、多数ヒットして、画像とも良く合うように見えました。
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