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トゥガナン・プグリシンガン村を散策

昨日は、トランスポートを頼んで、バリ島東部のチャンディ・ダサに近い、バリ・アガの村として名高いトゥガナン村に行ってきました。
バリ・アガの村は他にもいくつか知られているが、この村を、特に有名にしているのは、鉄のガムランのスロンディン、世界で他に知られていない経緯絣織りのグリンシン、特に日本人の観光客に人気の、アタと呼ばれるツルで編んだバスケット類など。
今回の目的は、かなり以前に見た、村の奥に生えているガジュマルを撮影すること。
村の中には、普通のバリの村には見られない特徴がある。
村の敷地の中央に、南北に一列に並ぶように、公共の建物が並び、集落はその両側に、やはり列をなすように建てられている。


まず目につくのは長大な村の集会場。
様々な催し事の準備は、ここで共同で行われる。
毎日の食事なども、村人が共同で調理して、ここで一堂に会して食べている。




村の中を歩いてみて気付いたのは、以前は全くなかった、日本語の看板がいくつか目についた。
広場に面した民家の多くが、家の中に織物や工芸品を並べた土産物屋になっている。


建物はつなぎ合わせるように作られていて、緩やかな傾斜に従って、階段状に建てられている。
多くの家が、日干し煉瓦の外壁の上に、土を塗って乾かし白い色に塗られている。
土台は石を積み上げた、石垣になっていることが多い。


玄関はほぼ同じ幅と高さを持った、観音開きの板戸で、扉の両側に三角形の壁龕を持つ家が多く見られた。




所々に飲物などを商う、村人がいたり、食べ物を売り歩く女性を見かけたり。
こういった所は普通のバリの村と代わりがない。


玄関先で時間を潰している村人、こういった光景も一般の村と同様だ。
ただ、一般的なバリの村は、家族ごとに塀で仕切られた中に、家が建てられていることが多く、このようにつなぎ合わせたような家を見ることは少ない。


広場の草地で、乾燥させているアタ製品。
トゥガナン村のものが有名だが、他の村でも作られている。
こういったものを眺めながら、北に向かって行くと、集落の外れに近いところに広場があり、一団低くなったところに、巨大なガジュマルが根を広げている。


改めて見てもその巨大さに圧倒される。




広場からこの木の下に向かって、細い道が付いていて、その下に石組みがあり、中央に細長い石が立てられている。
ここで撮影していると、通りかかった村人が、広場から少し奥に行くと、お寺があると教えてくれた。


そちらに向かうと石畳の道が現れ、間もなく小さなお寺の前の広場に着いた。




手前左側にあまり大きくないガジュマルが生えている。
独特な雰囲気を持ったガジュマルで、実際の大きさよりもさらに大きく見える。
特に変わり映えのしない、清楚な感じのお寺だが、割れ門の上の方に竹が一本渡してあり、鳥居のような形になっている。


このガジュマルの根元にも、さっきの木と同じような石組みが見られた。




村の中を歩いていて気付いたのは、各所に、ジュプン(プルメリア)の大木が見られること。
大きなものは根元近くで、1m近くありそうなものもある。
こういったジュプンの幹で、木彫りなどの工芸品を作ることもあるという。
こういった大きなジュプンの木は、他の地域でも、まれに見ることがあるが、それほど多いものでもないように思う。


最後に、ここを有名にしているグリンシンを紹介する。
通称でダブル・イカットなどとも呼ばれている。
染色途中のもの、色染めしては水洗いして乾燥させるという工程を繰り返して染色する。




入口の駐車場わきのワルンで、織っている女性がいたので、写真を撮らせていただいた。
織り方は座り機と呼ばれるもの。
座った状態で、横の棒を腰の後ろに当て、紐で固定して、膝の上で織って行くもの。
横糸を縦糸の模様に合わせ、へらのようなもので横に線を引くようにしてから、横糸を縦糸の中に通して織り進んで行く。


この店で売っていたグリンシン(中央の2枚)。
布を扱っている、多くの店で、グリンシンの他に、ジャワ島やスンバ島の織物やバティックなども販売している。
今は一般にも販売されているが、もとは宗教儀礼の際、女性が奉納の踊りの時に胸に巻いて用いたもの。
非常に霊力の強いものとされ、魔除けなどにも用いられるという。
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