FC2ブログ

エチオピア帝国:1975年シリーズと国名の変遷

エチオピアの昆虫切手を整理していて、国名について調べてみると、1974年以降2度の変更がなされていた。
切手の整理では、国名は重要なので調べていると、国名が確定していない時期が、それぞれの間にあるように思えた。
外務省の各国の紹介のページにある一覧と、Webの情報を簡単に整理してみると、以下のようになるように思う。

1962年:エリトリア地方併合
1974年:革命により帝政廃止、社会主義国家建設宣言(エチオピア帝国の終焉)
1974年に軍事クーデターが起き、最後の皇帝であるハイレセラシエ1世が拉致されたのちに殺害され、帝政が終焉したとされている。
1975年:帝政廃止・臨時軍事行政評議会(PMAC) を設置
1975年12月:社会主義国家建設を宣言
1987年:エチオピア人民民主共和国樹立
次に現れてくる国名が、上記の「エチオピア人民民主共和国」だが、帝政廃止から12年後となっている。
この間の国名の呼称が、少し追いかけてみたが出てこない。
1991年5月:エチオピア人民革命民主戦線首都侵入、メンギスツ政権崩壊
1991年7月:エチオピア暫定政府成立
その後この社会主義国家が内戦により崩壊し、暫定政府が成立するが、ここでも国名がどう変更されたかが分からない。
1993年5月:エリトリア分離・独立
1995年8月:エチオピア連邦民主共和国樹立
1991年から1995年の「エチオピア連邦民主共和国」の成立までの間も、正式な国名のブランクがあったようだ。
ということで、あまりすっきりしない結果になってしまったが、単純に「エチオピア」としておいたほうが良いのかも知れない。

帝政が終わった翌年に、蝶を図案とした切手が5種発行されている。
発行の企画は前年に決定されていると思うので、ここでの国名は「エチオピア帝国」としておきたい。

国名:エチオピア帝国 Ethiopian Empire
通貨単位:1Bi(ブル)= 100c(サンティム)

シリーズ構成:単片5種
発行年月日:1975年2月18日

スコットカタログ:#720 - #724

ルリモンクロタテハモドキ Junonia  oenone  (Linnaeus,1758)
印面に記された属名の変更と・種名の綴りを変更。Precis clelia→Junonia  oenone
Precis cleliaは上記種名のシノニムとされているようだ。

シロマダラフタオチョウ Charaxes  achaemenes  achaemenes  C. & R.Felder,1867

オスジロアゲハ Papilio  dardanus  Brown,1776
アフリカ各国の切手では、しばしば取り上げられる種類。
♀が多型を示すことが知られていて、マダラチョウ類との擬態とされることがある。

ドゥルケアヌスフタオチョウ Charaxes  druceanus  Butler,1869
フタオチョウ属は、アフリカを代表するタテハチョウ科の一群で、切手図案として、種類ごとの数は多くはないが、属単位では非常に多くの切手が発行されている。

アフリカオナシアゲハ Papilio  demodocus  (Esper,1798)
東南アジアに分布する、近縁と思われるオナシアゲハのアフリカにおける代置種。
この種類もアフリカの切手にはよく見られる。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント